保養とは?

あなたは、保養(ほよう)に行ったことがありますか?多くの地域の人々の生活に影響を与えた、原発事故による放射性物質の飛散。
保養とは、そうした放射能の不安を抱えることになった方々が、休日などを活用して居住地から一時的に距離をとり、放射能に関する不安から解放される時間を確保して心身の疲れを癒そうとする、一連の行動の事です。

保養によって、ある程度健康が守られることは広く認知されており、医学的にも、放射能の影響が少ない地域での一定期間の滞在が、免疫力を大きく高める効果があることが知られています。

そしてもう一つの効果は、心理面での負担軽減です。原発事故後、外遊びや自然体験の機会を奪われた子どもたちにとって、屋外でのびのびと遊べる時間が得られる事は、かけがえのない体験となります。

更に、保養の機会は大人たちにとっても大きな癒しとなります。同じ立場の人々との人間関係を広げながら、不安を語り合い、情報交換をし、心身を休めることができます。 子どもたちの成長に最大の影響を与えるのが、親を中心とした周囲の大人達の精神的な安定であることを鑑みれば、これには本当に大きな意義があるといえるでしょう。

大人も子どもも、不安から離れてほっと一息つける時間。それが「保養」です。 大切なお子さんと、あなたご自身のために、是非、保養を積極的にご活用ください。


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